家族になって初対面に威嚇されたのを思い出す。着地が下手な不器用な猫でした。
お早うございます。
我が家の第一番目のペットはアイヌ犬の雑種「リキ」です。
今になって思うと家の息子はリキよりも猫に興味があった様ですね。彼が小学校の頃は団地に捨て猫が多かった様に思います。
大きな公園が2ヶ所もあり、普通の何処に出盛る様な公園も何ヶ所か有ります。なので捨てる人には好都合なのかもしれません。
公園とかで遊んでいると良く捨て猫を見かけたみたいで、家庭内でもよく話題に上がります。子供心に助けてあげなくちゃ。と、いう気持ちが湧いて来るんでしょうね。
優しい人に見つけられて連れていかれると良いのですが、そのままにされると死んでしまいますよね。
何とかしなくちゃッという気持ちが仲間の中にも芽生えてくる様です。
トラの前に赤ちゃん猫がいました。名前はミーちゃんでしたが慣れる前に不注意で死なせてしまいました。
トラが我が家の一員になる前に短命な幼い猫がいましたが、その話をさせて頂きます。
我が家で犬や猫を飼うのはトラで3匹目。その中で猫は2匹目です。トラを飼う半年くらい前。息子が小学4、5年生の頃かな。
その時のお話をさせて頂きます。
親に内緒で仲間で捨て猫の面倒を見る
息子が友達と捨て猫を見つけて保護した事がありました。
日替わりでお互いの親に内緒で面倒をみていた様で、息子の番になり自分の部屋の押し入れの中で段ボールに入れて面倒を見ていた様です。
ある日、皆でテレビを見ながら食事をしていると、娘が猫の鳴き声がすると言い出した。
まあ、それで猫がいるのが発覚した訳です。
その時、妻も娘も猫が好きなんだと初めて知りましたね。
幼い生き物に対する女性の本能かもしれません。まあ目の前にすれば男の心も似た様なものですが。
息子を問いただして事情が分かりました。
段ボールに入っていた猫は目は開いているが生後1ヶ月も経っていません。
素人で分かりませんが1週間位かな。とにかく足がやたらと大きく感じられましたね。
温めた牛乳を与えてみたら腹がすいているのか飲みはしたがミー、ミーと鳴いている。
何となく不安な雰囲気だったことを覚えている。とにかく体が汚いのでぬるま湯でゆっくり足の方から洗ってやりました。
ミーはすぐに死んでしまう
付けられた名前は勿論 ミー。
でも、ミーは翌日死にます。
妻がちょっと熱めのお湯で胸から洗ったらしく、ショックを受けたようでしたね。妻の両手の中で息も絶え絶えの状態でした。
熱いお湯に入れるなんて考えられないですね。何か丁度、体に異変が起きたのでしょうか。
胸を強めにマッサージしましたが効果は無く、欠伸(あくび)を一つした後にミーはそのまま死にました。
短すぎる一生ですが、どうしようもなかったです。
私たちには、生まれたばかりの生き物に対して必要な知識がその時はありませんでした。今の様にテレビで競って野良の猫や犬を助けましょう。
何て時代ではありませんでした。
今になって思うのは母猫の初乳を飲んでいたかどうかですね。生まれたばかりの猫は初乳を飲まないと抵抗力が付かず、すぐに死んでしまうそうです。
飲んだとしても全てが上手く育つわけでは無いようですね。
へその緒を切る前に初乳を与えるのが大事だとか。
これは最近分かった事です。ミーは初乳を飲んでいなかったのかもしれません。
監督から頂いた子猫
トラは息子が小学生の頃、所属しているサッカークラブの監督から貰ってきた子猫でした。飼っている猫が子を産み、頂く約束をしたようである。
トイレとかの躾(しつけ)を受けてから頂くことになっていて、私以外は待ちどおしかったらしい。
私が初めてトラと会ったのは、家に帰っていつものようにソファーの定位置で胡坐をかいている時でした。
見慣れぬ生き物が私の前に現れ、毛を逆立てて威嚇(いかく)している。
その姿は、幼いながらさすがにトラ科(調べたらネコ科でした)と思わせたが、なにぶん子猫で迫力がない。
私はどちらかと言うと猫は好きではない。
小学校の頃からよく化け猫の映画を見せられたせいかもしれないし、飼っていたアヒルが猫に襲われて大けがをした事にも原因があるかもしれない。
その時の記事ですが、読んで頂けると励みになります。
何が大変かというと、家猫にしたいので外に出さないようにすることですね。よく車に轢かれた(ひかれた)無残な猫を見るからです。
猫は普段は用心深いが、突然車が近づくとびっくりしてしまいます。そして止まらずそのままかけていくのが原因ですね。
犬歯が一本無い。猫のくせに着地失敗
猫の歯は大人で30本。そのうち長い鋭い犬歯が2本。
大人になった頃かな、2階の踊り場から飛び降りたのだが、残念ながら着地が下手で顔面着地をしてしまったそうです。
そのことを聞いて笑ってしまったが・・・。
次の日になってトラがうずくまって苦しがっている。
妻が直感でひょっとして歯が痛いのではと思い、動物病院へ連れて行った。
案の定、落ちた時に犬歯を痛めて化膿したとの事。
帰って来たトラの口から犬歯が1本消えていた。早く気が付かないで可哀そうなことをしたと心から思った。
あくびをするたび犬歯が無いのを見ると可哀そうにな。と思う反面、ひょうきんな顔になったなと感じた。
でも、他の猫は1回転して上手に着地するのに・・・。
着地失敗がトラウマに
ある日2階の出窓を開けて外を眺めていると、スーッとトラが飛び上がってきた。
アッと思う間も無く屋根に飛び降りた。
あいつ降りられるのかと不安になって下を見ると、案の定、屋根をうろうろと端から端まで歩き回っている。
着地に失敗して歯を痛めたことがトラウマになっているのかもしれない。
窓の下からこちらを見上げているが上がれない。仕方なく屋根に降りようと思ったが結構な高さである。
やっと屋根へ降りた。
トラは大人しく座って待っていた。抱き上げて手を伸ばし出窓へ上げてやったが、今度はこちらが上がるのが大変。
結構、生き物を飼うのは骨が折れる。
トラが家族になって
まあ、そうゆう訳でトラが家族になった時は、いっぺんに花が咲いたような賑やかさだったのを覚えています。
私は猫があまり好きではないので、かまうことはなかったのですが、トラの方が興味があるようで、じーっとこちらを見ています。
探しましたが、トラの写真はこれしか無いようです。 |
ちょっと頭を撫でようとすると後ろへ下がり威嚇の声を出しますが、そのくせ私が刺身を食べていると近くへ寄ってきます。
手で与えようとしても跳び下がるので、小さくちぎってテーブルの端においてやると、恐る恐る近づいてきます。
そして、口にくわえると後づさりして離れて食べます。
暫くすると手のひらの上に置いた刺身を平気で食べる様になりました。
その後も安心したのか指でつまんだものも、指をなめながら食べる様になりましたね。
やはりペットをなつかせるのは餌だなと思いました。勿論、気が向かないものは見向きもしませんが。
リキにはかなわない
その頃、家には犬がいました。言わずと知れたリキです。
トラが来る15年前からうちの家族です。アイヌ犬の雑種の雄で名前はリキ。庭で飼っていますが、その頃は家の中で飼うなんて人は少なかった様な。
トラが初めて来た日は窓越しに見つめ合っていました。
トラが私の不注意で玄関から初めての無断外出をした時のことです。名前を呼んで追いかけるのですが自分の名前がトラだとは知るはずもなく。
ましてや全然、私には慣れていない頃だったので、好き勝手に走り回っています。
その内、庭の方へ向かったので一瞬ギョッとしました。
リキにやられる。
リキは飼い始めた当初、山の近くで突然出てきたネズミをアッとゆう間に掴まえて抑えつけた事がありました。
「リキー」と叫びながら庭に入ると意外な光景が目に入りましたね。トラがリキの前で仰向けになって寝転んでいます。
全然動きません。
そっと抱き上げてやると私の服にしがみついています。リキも服従しているものに手出しはしません。
それからトラは急激に私にじゃれる様になりました。
無断外出は減りませんが。
トラが吐くのには手を焼いた
良く分かりませんが、猫は良く体を舐めますよね。トラも舐めますが自分の毛もその時に飲んでしまうらしく、出そうとして吐きます。
胃の中の毛玉を吐き出したりする為に猫用の葉を食べる様です。人間と同じで吐く際にウエーッと声を出します。
吐いている途中に怒ったりすると逃げて行って別の場所でもやるので、掃除する場所が増えてしまいます。
それでは掃除が大変なので、なるべく治まるまで静かにして待ちます。
一度2階でその声がするので収まるまで待って行ってみると、私の部屋ではありませんか。それも寝る前だったので布団の上がもう大変な事に。
お食事中の皆さんごめんなさい。
「懐かしいペット達」に関する記事をまとめています。よろしければどうぞ。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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