新しい子猫は人嫌いか?顔を見せる迄3日もかかる。慣れてからは大飯食らいと判明。しかも女の子が大好き。
お早うございます。
仕事から帰ってくると玄関で出迎えてくれたトラ。出迎えるのが3割で、残りは外出する機会を狙っています。
なので入る時は注意して入ります。入れ違いにに出ない様に注意しながらドアを閉めましたね。殆どはすり抜けて出て行きましたが。
そんな習慣が身についてしまっていました。
もう居ないんだよね。分かっているのに。家族も同じような事をしている様な感じです。
この頃、新しく猫を飼う話がいつの間にか進んでいるのに気が付いてはいました。「明日、子猫貰ってくるから」妻がニコニコと話しました。
元ノラ猫の子を引き取る。ところが隠れたままで出てこない。
その子を飼う前にも北海道犬や猫を飼っており、犬も猫も18歳位まで生きましたので長寿の方だとか誰かが言っていました。
この画像は大分経ってからですね。 |
上の画像は来たばかりの物ではありません。例によって余り画像を撮らないものですから2年位経ってからのものかな。
新しい猫が我が家にやってきました。生後7ヶ月ぐらいで雄です。
彼は元ノラ猫で、その頃の習性が根強く残っている様で、そりゃもう大変です。以前飼っていた猫が他界した寂しさを十分以上に取り払ってくれました。
前に「家猫のトラ」で我が家の猫が他界したことをお知らせしました。その後、トラの存在が大きかった事を我々家族は思い知らされる事になります。
今まで普通にいたものがいなくなる。と、いうのは実に寂しいものですね。
それは私ばかりでは無く、家族も同じでした。
そんな我が家に2匹目のニャンちゃんがやってきました。
新しい家族が出来ましたが隠れたまま
帰宅すると、そーっとドアを開けました。
「猫は」と私が聞くと、「毛布の中に隠れている」と家族の返事。
「怯えているからそーとしておいて」。
成る程、毛布の中で息を凝らして怯えている猫がいるようです。姿かたちは見えませんが、確かにいるような気配を感じます。
譲り受けたお宅から、いつも使っている毛布を頂いてきたのが正解でした。自分の匂いがする毛布の中にいるのが、この猫の唯一の安全地帯なのです。
家に来てから水も飲みません。勿論、餌も食べません。声も発しません。可哀そうに完全に怯えています。
このままでは餓死するのではと気が気でありません。
3日目の朝ようやく姿を見せ動きだす
たまにですが、ミャーと声を発します。腹が減っているのだろうと思い、家族が餌を少し口に近付けます。
ペロッと舐めました。それから少しづつ水を飲み、辺りをキョロキョロ見渡しながら、また毛布の中に潜り込んでしまいます。
前のトラにはこの様なところがまるっきり無かったので、何となく不安でしたね。まるでこちらが試されている様ですから。
4日目になると、ようやく毛布の周りをウロウロと歩き回り始め、砂を入れてあるトイレに連れて行くと、ちゃんとトイレをしました。
よく我慢できるものです。人間なら膀胱炎になるところです。
それにしても、トイレの躾(しつけ)はきちんと出来ていましたね。
名前がなかなか決まりません。
私が言ったのはただ一言だけ。もし逃げて外で探す際に当然名前を呼ぶので、恥ずかしい名前だけにはしない様に。
前に無断外泊した飼い犬を呼ぶ際に、ちょっと恥ずかしい思いをしました。その時の記事ですが読んで頂けると嬉しいですね。
名前を付けたのは私ですから、誰にも文句は言えません。
茶タロウと命名
そんなこんなで付いた名前が「茶タロウ」。
前の猫のトラではありませんでした。家に来る前のお宅で何と呼ばれていたか分かりませんが娘の一声で決定しましたね。
彼の名前は「茶タロウ」。
申し遅れましたが雄です。
元々、野良猫の親子でした
元々が野良猫の親子で、知り合いのお婆さんが来るたびに餌をあげていたそうです。
いつの間にか飼い猫みたいな存在になっていったそうで、飼っていたのは一人暮らしのお婆ちゃんです。
お婆ちゃんも一人暮らしで寂しかったんでしょうね。でも、かなりお年で体力的に大変だったみたいです。
ついに、周りからも説得されて手放そうと決心したそうですね、泣く泣く引き取り手を探す事になりました。
親は別な方へ、子猫の方は我が家で引き取る事になりました。
親子ともども飼うという引き取りては無かったそうです。うちも可哀そうでしたが、子の方だけ引き取りました。
親から離され、知らない新しい飼い主の家へ突然来たものですから、オドオドするのも当たり前でしょうね。
初めからなついてきたら、余り可愛いとは思えませんよね。
余り餌を食べないし、育ち盛りなのに餓死したらとか、結構気にしていました。
食べるは食べるは、大変な大飯ぐらいだった
そんな心配がうそのよう1週間過ぎたら、食べるは食べるは、凄い食欲です。
こちらが、食事をしていると周りをウロウロし始め、その内にテーブルへ上がってくるようになりました。
家のリビングのテーブルは冬の時期はこたつで6人は座れます。
「こらー、降りて」と言うのですが、目は私が食べているおかずにくぎ付けです。
みそ汁の椀にも鼻を付けます。「火傷するからダメー」と言うと、こちらの顔を見て「ミヤー」と泣きます。
「美味しそう ちょーだい」て言っているような感じです。
テレビのニュースに気を取られていた隙に、妻の魚をくわえて、自分の寝床へ持って行きました。妻が慌てて追いかけて行きます。
まるでサザエさんに出てくる猫みたいです。とにかく素早い。
前のトラはこんな事はしませんでした。欲しいものがあると、ちょこんと座って、くれるまで待っている猫でした。
「茶タロウ」は違います。私の箸の端っこをくわえて催促するように引っ張ります。最近、落ち着いて食事が出来ません。
やっぱり食いしん坊なのは育ちのせいかも
最近はこたつに入ってゆっくり晩酌も出来ません。いつの間にか私の膝の上に座って酒の肴を狙っています。
大好物の刺身です。トラは少し与えるといくらでも欲しがるので、わざと刺身にワサビを塗ると諦めますが、「茶タロウ」は違いますね。
ワサビが付いていても欲しがります。
推測ですが「茶タロウ」のこの習性は、前の飼い主のお婆ちゃんが自分の食べ物と同じものを「茶タロウ」と一緒に食べていたのではないかと思います。
でなければ、私の箸を加えて「ちょーだい」てな感じで催促しないと思います。
それ以上はあげません。私の分です。ところが良い刺身が無くて、まあまあのやつを買って来ると見向きもしません。
分かるんですね臭いや見た目で美味いか不味いか。
この辺は「トラ」も同じでした。
あと、これも推測ですがノラ猫時代に食べ物を見つけたら、すぐ何でも食べるという習性も残っているかもしれません。
随分とひもじい思いもしてきたのでしょう。
可哀そうに。
ついに食べられました
昨日、一人で夕食を食べていましたが、用事があって外へ出ました。戻ってくると・・・ガーン、おかず一皿綺麗に食べられていました。
私の大好きな肉料理のおかずです。
これからは食事中は来客があっても、固定電話がなっても食べ終わるまで中座出来なくなりました。
怒鳴るのも嫌だし、どうしたら良いか。とにかく根気よく教えるしかありませんね。
最近、こんな事が続くようになりました。
油断も隙もありません。トラはこんな事は無かった・・・あったかな。
とにかく、早くもずーと以前からここにいる様な態度に豹変しました。
これはこれで安心しています。やはり猫がいると家の中も和みますし、多少我慢すれば良い家族です。
今はこたつの中で寝ていますが、春が近づいてくると夜中に遊びに来るようになるのではと、それだけが気がかりです。
外が気になる茶タロウ
もう一つありました。最近外の様子を気にするようになりました。
家へ来るお客さんの中には、家の者がドアを開ける前に自分で開けてしまう人が一人いますので、ドアが開いた瞬間に逃げ出されると困ります。
トラもそれで何度も外へ無断外出をしていました。まず2時間は帰ってきません。帰って来ればよいのですが車に轢かれ(ひかれ)たらと心配しました。
「茶タロウ」の場合は散歩する意識では無く、今のところ来客に怯えているので驚いて駆け出した後、この家へ帰ってこない可能性があります。
でも、別な意味で安心です。ちょっと可哀そうな話ですが宅急便が来て、チャイムの音が鳴るだけで、ものすごい勢いで家の中の何処かへ走り出します。
どかどかと音を立てて走る姿は、何時見ても笑っちゃいますね。
その後、探しに行っても何処にいるか分かりません。
すると、たまたま空いていた押し入れの中で怯えてこちらを見ています。
引き寄せて抱っこしてやると「ミャー」と安心したような表情になります。
突然入ってきた人間に、知らない所へ連れていかれた記憶が残っているんでしょうね。
家のかみさんですが。
また、どこかへ連れていかれる、との思いが強いのでしょう。
とにかく、我が家にポッカリと空いた穴は埋まりつつあります。
娘をじっと待つ茶タロウ
我が家の浴室は廊下を挟んでキッチンと反対側に有ります。
キッチンのドアの近くで茶太郎がうずくまってジーッとしています。「何しているの」と頭をなぜてやると浴室の方を見ています。
分かりましたね。浴室にいる娘が出て来るのを待っているのです。娘が出て来ると「ミー」と声を出して喜び、娘の後を追って2階に上がって行きます。
茶タロウはすっかり我が家に馴染んだようで、一安心です。
再三「トラ」という言葉が出てきますが以前飼っていた猫の事です。良かったらお読みください。
そんな訳で、茶タロウは飼いネコとしては2匹目ですが、正確に言いますと3匹目です。
後書き
やっとトラの後釜が出来ました。
あまり見かけない様な猫ですね。何の雑種だか分かりませんがトラとはだいぶ違います。トラは純日本風で茶タロウは洋風の猫って感じです。
尻尾が長く足も長く細いですから、元々の日本の猫とは違うのではと思いますね。良く分かりませんが。
最近、寒いのか炬燵の中に入って来る様になりました。まだ暖房は早いと思いますが炬燵はもう用意しましたからね。
猫は炬燵が大好きですね。朝になり、いないと思って炬燵を覗く(のぞく)といます。
もう完全に我が家の一員ですが、相変わらず誰か尋ねて来ると一目散に逃げていきます。
この前まで家のリフォームをしましたが、親方とか作業員が家の中にいて作業します。もう一人目が家に入る前に姿を消しますね。5時近くになると作業は終わりますが、それでも茶太郎は出てきません。
出てきませんと言いましたが、正確にはどこにいるのか分かりません。
家族が探し始めると不安そうにどこからか出てきます。大体押し入れの中の様ですね。家族が隠れ場所用に襖を少し開けておくとの事です。
そして水を飲むと家族も安心します。
この習性は一生治らないかも。余程ひどい目にあってきたんでしょうね。
「茶タロウ」に関する記事をまとめています。よろしければどうぞ。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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